教室の生徒さんで、松山さんの声楽の発表会がありました。
瞑想教室を始めた頃、生徒さんが一人もいなくて心細い思いをして
おりましたところに、
「金井先生の本を読み瞑想をしてみたくなりました。瞑想経験は一度もあり
ませんが教えていただけますか。」と電話で申し込みをしてくださったのが
松山さんでした。
松山さんは映画に舞台に、モデルとしても活躍している方です。
これまでも、松山さんの舞台公演には生徒さんと一緒に観に出かけたりして
おりましたが、声楽を学んでおられるのを知りませんでしたので、「よかった
ら発表会に来て下さい」と遠慮がちにお誘いをいただいた時は、「勿論いきま
すとも」と即、返事しました。
当日の曲目は、ヘンデルの「樹木の陰で」と、モーツァルトの歌劇フィガロの
結婚より「恋とはどんなものかしら」でした。
私は声楽の専門的なことはよくわからないのですが、松山さんのさわやかな
美しい歌声に心がなごみ、もっとたくさんの歌を聞かせてほしいと思ったほど
でした。
出演を終えてから、「昨年の発表会では、出演直前に緊張をほぐす為に瞑
想をしたのですが、今年は全然緊張することもなく、舞台の上で十分に自分
を表現できましたので、瞑想を続けてきて本当によかったです。」と嬉しそう
に話してくださいました。
生徒さんに、瞑想を始めてから、人の評価をあまり求めなくなり、自分
のやるべき行動をしやすくなった、
家庭とか職場とかの人間関係の中で嫌なことがあっても、以前ほどは気にな
らなくなり、
考えてもどうしようもない事は、瞑想中と同じようにすればいいのだ、というこ
とを思いだして、日常生活の中でも、これ以上考えるのを止めよう、としてい
るので、その分楽になってきた、よく眠れるようになった、
というお話を聞きます。
心を開き、想いから離れ、自分を観る、という金井メソッドの取り組み方を少
しずつ理解し、生活習慣として続けてこられた結果だと思います。
これからも皆さんと楽しみながら瞑想教室を続けていきたいと思っています。